植物由来素材の開発
三菱ケミカル株式会社
関連の深いSDGs
目標 12. 持続可能な生産消費形態を確保する
持続可能な生産への挑戦
現在、気候変動の増大や天然資源の枯渇、水資源の偏在、人口増加や高齢化、食料・農業問題といった地球規模のリスクに私たちは直面しています。この危機的な状況に際して、私たちは化学会社として、資源およびエネルギーの効率的利用、再生可能資源の活用、環境負荷の低減などをイノベーションで実現し、環境と社会の持続可能性を向上させていくことが使命であると考えています。
プラスチックの原料を枯渇性資源である石油から、再生可能資源であるバイオマス原料に代替していく取り組みは、資源の効率的利用を実現し、SDGsの一つである「持続可能な生産の確保」に大きく貢献します。
植物由来MMAの製造技術を開発
三菱ケミカルでは、植物由来の原料を使用するMMA(メチルメタクリレート)モノマーの製造技術を開発しています。
MMAはアクリル樹脂の原料として、自動車部品や建材、塗料など、さまざまな分野で利用されています。従来のMMA製造は石油由来の原料を使用していますが、植物由来の原料に代替することで環境負荷の低減が見込まれます。
2022年には、既存のMMAモノマー製造プロセスに植物由来原料を適用する新規製造技術の開発に進展が見られ、新たにパイロットプラントの設計を開始することになりました。今回の技術は、植物由来原料を既存プロセスに適用させるもので、これにより100%バイオ由来の炭素を有するMMAが製造可能となります。
2023年より、パイロットプラントを稼働させ、品質および技術の実証を経て、2026年には既存の商業規模プラントへの適用を目指しています。
当社グループは、MMAおよびアクリル樹脂における世界ナンバーワンシェアのメーカーとして、同事業の可能性を追求し、サーキュラーエコノミー実現に向けた取り組みを積極的にリードしていきます。
SDGs達成へ向けて
私たち三菱ケミカルは、プラスチックの原料を石油からバイオマス原料に代替していく取り組みを行っています。再生可能資源であるバイオマス原料を活用することで、「持続可能な生産消費形態を確保する」というSDGsをより高いレベルで実現したいと考えています。そのため三菱ケミカルは、研究開発、生産技術の確立、要求される品質の保証、マーケットの開拓、グローバルな営業展開など、総力をあげて取り組んでいます。