マテリアリティとサステナビリティ(MOS)指標

三菱ケミカルグループは、取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定し、特定したマテリアリティに対し目標を設定し、その進捗を測るサステナビリティ(MOS: Management of Sustainability)指標を設定しています。

マテリアリティの特定プロセス

Step 1

重要課題候補の選定 MCGグループの中長期的な方向性を加味し、前回のアセスメント*1で特定したマテリアリティを精査するとともに、グループ理念や重要施策、メガトレンド、SDGsなどを反映した新たな課題を追加。

Step 2

重要課題の議論と整理 選定した重要課題候補は、中期経営計画の方針やアクションに照らし、社内議論を重ね、マテリアリティを特定。事業戦略や事業基盤、環境や社会への影響など、MCGが重要と考える視点で重要課題を分類・整理。
ステークホルダー視点での確認 分類・整理した重要課題を、社外有識者へヒアリング、取締役連絡会*2での討議などを通じ、多角的な視点で確認。

Step 3

目標と指標の設定 マテリアリティに対する取り組みの目標と、その進捗を測る指標(MOS指標)を設定。

Step 4

決定・承認 中計経営計画と併せて、MCGの執行役会議および取締役会で決議。
  • *1アセスメントは、中期経営計画策定時に都度実施(頻度はおおむね5年ごと)
  • *2以前は、社外取締役連絡会

マテリアリティの一覧

当社グループは、ダブル・マテリアリティの考え方に基づき、マテリアリティを特定しています。
例えば、気候変動について、当社グループのGHG排出量を低減し、気候変動へのインパクトの緩和をめざす「GHGをはじめとした環境インパクトの低減」と、気候変動対策に貢献する事業の拡大をめざす「エネルギーの有効利用と脱炭素化」の双方を重要課題としています。

マテリアリティとサステナビリティ(MOS)指標

三菱ケミカルグループで特定したマテリアリティに対する目標と、その進捗を測る指標として「MOS(Management of Sustainability)指標」を設定し、運用しています。それぞれの指標について毎年の進捗をモニタリングすることで、マテリアリティへの取り組みを着実に推進しています。

事業基盤・組織に関わる課題

マテリアリティ 取り組みの方向性
人材の採用と育成・開発 不確実な環境変化や加速する技術革新に適応するため、人材に研鐟と成長を続けることを促すとともに、その機会を提供する。
ダイバーシティとインクルージョン 性差、価値観、国籍、社会経験、年齢構成などに基づく人材多様性を高めるとともにその包摂性を根付かせ、企業活動に活かしていく。
ステークホルダーとのエンゲージメント ステークホルダーから信頼される企業であるために、ステークホルダーを尊重し、密接なコミュニケーションを行い、企業活動に活かすとともに、より良い社会の実現のためにともに取り組む。
デジタル技術の活用 研究開発・製造をはじめとした業務プロセス改善や、顧客・社会ニーズへの対応など、あらゆる場面でデジタル技術を活用し、改革する中で、オペレーション最適化だけでなく、新規事業の開拓やサービスの創造を行い、企業・顧客・社会に新たな価値を継続的に創出する。
グローバル展開と地域戦略 地政学的な変化を踏まえ、各地域のトレンドや特性に応じた戦略で事業を展開する。
市場・技術・ものづくりの連携 お客さまの課題をより速く解決するために、社会のニーズと最適なソリューションを徹底的につなげて、回転させていくことで付加価値を高めていく。

基盤の強化や充実化による成長への寄与や加速

MOS指標
従業員エンゲージメント
意思決定層のダイバーシティ
ESG株式指数に関する評価

社会や環境に関わる課題

マテリアリティ 取り組みの方向性
プロダクト・スチュワードシップ お客さまに安心、信頼して製品やサービスを利用していただくために、製品のライフサイクル全体にわたり、製品の品質と安全性を確保し、環境への負荷を最小とする取り組みを進める。
GHGをはじめとした環境インパクトの低減 気候変動や水資源問題の解決、循環型社会の形成に向けた一助として、GHG排出や水利用、廃棄物による環境インパクトを削減する。
サーキュラーエコノミーの実装 最適化された循環型社会をめざし、資源・マテリアル・エネルギーの高度活用と新しい価値の創造を、イノベーションとビジネスモデル変革を通じて実行する。
生物多様性の保全 事業活動が生物多様性に及ぼす影響を把握し、負の影響の最小化に努めるとともに、環境保全活動の推進や、製品・サービスの提供を通じて生物多様性の保全に寄与する。

ネガティブ・インパクトの低減、インパクトの適切な評価

MOS指標
GHG排出量の削減率
COD*3の削減量
廃棄物最終処分量の削減率
  • *3化学的酸素要求量(有機物などによる水質汚濁の程度を示すもので、酸化剤を加えて水中の有機物と反応(酸化)させたときに消費する酸化剤の量に対応する酸素量を濃度で表した値)

全社リスクに関わる課題

マテリアリティ 取り組みの方向性
サイバーセキュリティ 企業活動において、情報資産保護の重要性と責任を認識するとともに、お客さま、お取引さまおよび自社の秘密情報が漏洩することのないよう、適切な情報管理およびセキュリティ意識の向上に努める。
地政学リスクと経済安全保障 事業を展開している国・地域のカントリーリスクの調査・情報収集・評価を行い、リスク対応のアクションプランの高度化を推進するとともに、有事に備えた安全管理体制の整備・運用、事業継続計画(BCP)を強化する。
持続可能なサプライチェーン お取引先さまにMCGグループの経営理念への理解を深めていただくとともに、環境・社会課題の解決に対して協働して取り組むことを通じて、持続可能なサプライチェーンを構築する。

適切なリスク管理

MOS指標
重大情報セキュリティ事故発生件数

企業体としての存立に関わる課題

マテリアリティ 取り組みの方向性
安全 安全は企業存立の基盤であり、安全の確保は企業の社会的責任であるとの認識のもと、事故の発生を未然防止し、安全操業を継続する。
コンプライアンス 高い倫理観に基づき、法令、国際規範、社内規則を遵守し、常に公正、公平かつ誠実な企業活動を行う。
ガバナンス 経営の透明性・公正性の向上、経営監督機能の強化および意思決定の迅速化による経営の機動性の向上を図り、コーポレートガバナンスを強化する。

存立を脅かす事案の回避

MOS指標
休業度数率
事故(保安・環境)Tier1重大事故・Tier1事故
環境安全に係るコンプライアンス事案 重大違反・違反
重大コンプライアンス違反件数

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