データ編(環境安全)
三菱ケミカル株式会社
安全関連データ
三菱ケミカルとそのグループ会社 環境安全活動に関する監査
対象:9事業所、5工場、2研究所、国内外グループ会社162拠点
| 2023年度実施実績 | 総指摘件数 | 2023年度監査の観点 | ||
|---|---|---|---|---|
| 本社 安全監査 |
本社 安全監査 |
|
142件 |
・本年度全社重点施策に基づく監査対象部署の環境 |
| 本社 環境監査 |
本社 環境監査 |
|
41件 | ・環境法令の順守状況の確認 |
三菱ケミカルとそのグループ会社 事故件数
(単位:件)
| 分類 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| Tier1事故 | 6 | 3 | 4 | 7 | 5 |
| Tier1重大事故※ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
化学プロセス安全センターの先行及び遅行指標の選定ガイドを元に定義した保安事象*1のうちTier1レベルの1つに該当するもの*2
- *1プロセス物質に起因しない火災、放出又は漏洩がない設備破損等を含む
- *2強度レベルが18ポイント以上のものを「Tier1重大事故」、それ以外を「Tier1事故」と定義
三菱ケミカルとそのグループ会社 労働災害件数
(単位:件)
| 分類 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 不休業 | 90 | 83 | 94 | 92 | 90 |
| 休業 | 46 | 39 | 55 | 36 | 43 |
| 重大 | 0 | 1 | 2 | 2 | 1 |
三菱ケミカルとそのグループ会社 休業度数率
(単位:件)
| 分類 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 三菱ケミカルとそのグループ会社 | 0.56 | 0.31 | 0.62 | 0.45 | 0.67 |
| 日化協会員会社 | 0.42 | 0.28 | 0.41 | 0.43 | 0.47 |
| 化学工業(厚生労働省) | 0.94 | 0.93 | 1.07 | 1.16 | 1.04 |
三菱ケミカルとそのグループ会社 休業災害分類
(単位:件)
| 災害分類 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 切れ・擦れ | 4 | 1 | 5 | 2 | 5 |
| 挟まれ・巻き込まれ | 7 | 8 | 13 | 4 | 9 |
| 転倒 | 10 | 6 | 9 | 7 | 7 |
| 有害物との接触 | 3 | 1 | 5 | 3 | 3 |
| 高温・低温物との接触 | 3 | 6 | 2 | 2 | 2 |
| 動作の反動・無理な動作 | 3 | 6 | 6 | 12 | 8 |
| 激突・激突され | 2 | 4 | 5 | 2 | 2 |
| 墜落・転落 | 1 | 3 | 2 | 2 | 2 |
| 飛来・落下 | 5 | 2 | 3 | 0 | 1 |
| その他 | 8 | 3 | 6 | 4 | 4 |
化学物質の自主管理
三菱ケミカルおよび国内グループ会社では、盗難・紛失等により悪用されるリスクの高い化学物質を適切に管理するためのガイドラインを定め自主管理に努めています。
また、労働安全衛生法を含む関係法令に従い、化学物質を適切に取り扱うために必要な教育をおこなうとともに、作業環境測定、特殊健康診断等を実施し作業環境に問題がないことを確認しています。
2023年度は、労働安全衛生法に基づく化学物質のリスクアセスメントを適切に実施するため、「化学物質リスクアセスメント(有害性)に関するガイドライン」を定め、リスクアセスメントを行う担当者への教育を実施することで、リスクを定量的に評価し、リスクに応じたばく露防止措置の検討及び措置を実施しています。
事故労災防止への従業員の参画
三菱ケミカルおよびそのグループ会社では、労働災害や事故防止のために、心理的安全性を高め相互啓発型の職場づくりに取り組んでいます。リスクアセスメントの実施、事故労災の再発防止の対策会議など様々な場面で、実際に作業する方々が参画し、現場の意見を反映した取り組みを行っています。また、三菱ケミカルおよび国内グループ会社では、労働安全衛生法に基づき労働者と使用者が参加する安全衛生委員会等を定期的に開催し、労働安全衛生に係る情報の共有、審議を行っています。
環境関連データ
三菱ケミカルとそのグループ会社 温室効果ガス排出量(Scope1、2)
(単位:千t)
| 項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 温室効果ガス排出量 | 8,700 | 8,000 | 10,100 | 8,600 | 8,400 |
- ※2020年度以前はMCCと国内グループ会社の数値。2021年度にバウンダリーを変更し、MCCとそのグループ会社(国内外グループ会社含む)の数値とした。
三菱ケミカルとそのグループ会社 温室効果ガス排出量(Scope3)
(単位:千t)
| 項目 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|
| 温室効果ガス排出量 | 46,000 | 44,900 | 42,800 |
三菱ケミカルとそのグループ会社 エネルギー消費量
(単位:千t)
| 項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| エネルギー消費量 | 33,500 | 32,600 | 34,200 | 29,500 | 30,400 |
三菱ケミカルとそのグループ会社 廃棄物発生量とリサイクル率
| 項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 廃棄物発生量(t) | 430,000 | 398,000 | 403,000 | 349,000 | 350,000 |
| リサイクル率(%) | 73 | 77 | 76 | 76 | 76 |
三菱ケミカルとそのグループ会社 最終埋立処分量と最終埋立処分率
| 項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 最終埋立処分量(t) | 21,000 | 21,000 | 21,000 | 19,000 | 16,000 |
| 最終埋立処分率(%) | 4.9 | 5.2 | 5.3 | 5.4 | 4.6 |
三菱ケミカルとそのグループ会社 大気および水系環境負荷物質排出量
(単位:t)
| 項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| NOX | 8,000 | 7,600 | 7,800 | 6,700 | 6,000 |
| SOX | 3,000 | 3,000 | 3,100 | 2,300 | 2,300 |
| ばいじん | 170 | 180 | 190 | 160 | 140 |
| VOC*1 | 6,100 | 5,800 | 5,900 | 4,400 | 4,000 |
| BOD | 200 | 200 | 300 | 200 | 200 |
| COD | 1,770 | 1,650 | 1,680 | 1,460 | 1,310 |
| 全リン | 110 | 100 | 90 | 40 | 40 |
| 全窒素 | 5,700 | 4,900 | 4,800 | 4,400 | 3,900 |
- *1VOC:国内の集計対象物質は、PRTR法対象物質および日本化学工業協会PRTR調査対象物質の内のVOC、及びエチレン、プロピレン、エタノール。海外はそれらの物質に加え、各国の法令等において指定されているVOCを含みます。
三菱ケミカルとそのグループ会社 PRTR法対象物質排出量*1
(単位:t)
| 項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| PRTR法対象物質排出量 | 1,300 | 1,100 | 1,060 | 900 | 880 |
- *1PRTR法対象物質:各国の法令等において指定されている対象物質
三菱ケミカルとそのグループ会社 用水投入量と排出量
(単位:km3)
| 項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 投入量 | 上水道水 | 3,000 | 3,100 | 3,200 | 3,200 | 4,600 |
| 地表水 | 55,000 | 55,800 | 54,200 | 51,300 | 49,800 | |
| 地下水 | 26,200 | 24,700 | 29,200 | 28,800 | 28,500 | |
| 工業用水 | 105,200 | 99,800 | 82,700 | 78,600 | 76,000 | |
| 海水 | 673,300 | 648,500 | 641,100 | 642,800 | 598,900 | |
| 排出量 | 海水域 | 744,100 | 718,800 | 710,100 | 711,900 | 667,700 |
| 河川・湖沼 | 52,700 | 50,800 | 51,200 | 49,700 | 47,700 | |
| 下水 | 6,700 | 9,300 | 15,800 | 16,100 | 15,800 | |
三菱ケミカル 各製造拠点および研究所ISO14001認証取得状況
| 拠点・研究所 | 認証団体 | 登録日 |
|---|---|---|
| 茨城事業所 | JCQA*1 | 2001年3月 |
| 富山事業所 | LRQA*2 | 2016年7月 |
| 東海事業所(愛知) | LRQA | 2016年7月 |
| 東海事業所(三重) | JCQA | 1999年7月 |
| 中日本事業所(滋賀) | JQA*3 | 1999年12月 |
| 岡山事業所 | JCQA | 2000年3月 |
| 広島事業所 | LRQA | 2016年3月 |
| 香川事業所 | LRQA | 2000年12月 |
| 九州事業所(福岡) | JQA | 2000年7月 |
| 小名浜工場 | JCQA | 2003年3月 |
| 関東事業所(筑波) | JCQA | 2000年2月 |
| 関東事業所(鶴見) | LRQA | 2016年10月 |
| 関東事業所(平塚) | JQA | 2000年3月 |
| 中日本事業所(大垣) | SGS*4 | 2001年7月 |
| 九州事業所(熊本) | SGS | 2001年7月 |
| R&D大阪 | JCQA | 2019年11月 |
2024年3月末時点
- *1JCQA:日本化学キューエイ株式会社
- *2LRQA:ロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッド
- *3JQA:一般財団法人日本品質保証機構
- *4SGS:SGSジャパン株式会社
環境リスク評価
三菱ケミカルおよびそのグループ会社では、環境マネジメントシステムを活用し、環境リスク評価を実施しています。ISO14001を取得した拠点等においては、毎年評価結果を確認し、必要に応じて再評価を行っています。
三菱ケミカル 環境会計
三菱ケミカルは、環境省のガイドラインに基づいた環境会計に取り組み、環境負荷削減や環境保全の費用と効果を把握しています。
環境保全コスト
(単位:百万円)
| 分類 | 主な実施項目 | 2023年度 | ||
|---|---|---|---|---|
| 投資額 | 費用額 | |||
| 事業エリア内コスト | 公害防止コスト | 大気汚染防止 粉じん対策強化、集じん設備更新 水質汚濁防止 活性汚泥統合、排水管理強化、排水設備および配管劣化対応 ほか |
2,589 | 21,378 |
| 地球環境保全コスト | CO2削減対策、運転改善 ほか | 352 | 861 | |
| 資源循環コスト | 産業廃棄物削減、廃棄物適正処分、省資源、省エネ ほか | 3,965 | 8,203 | |
| 上・下流コスト | 廃材回収、グリーン購入 ほか | 0 | 0 | |
| 管理活動における環境保全コスト | 環境保全対策組織運用 ISO14001維持/更新 国家試験、環境教育 ほか |
0 | 2,048 | |
| 研究開発活動における環境保全コスト | 生産効率向上などの研究開発 | 2 | 5,032 | |
| 社会活動における環境保全コスト | 工場緑地新設および維持管理 | 52 | 569 | |
| 環境損傷に対応するコスト | 汚染土壌の浄化 ほか | 0 | 28 | |
| その他環境保全に関連するコスト | 0 | 439 | ||
| 合計 | 6,959 | 38,558 | ||
経済効果
(単位:百万円)
| 項目 | 2023年度 |
|---|---|
| リサイクルにより得られた収入額 | 1,039 |
| 省エネルギーによる費用削減額 | 626 |
| 省資源で得られた収入額 | 258 |
| 合計 | 1,923 |