私たちは今、先行きを見通しづらい不確実で変化の速い時代を生きています。だからこそ、私たちがめざすべき北極星として「KAITEKI」という「Purpose」を大切にしています。そして、人的資本を最大化し、その力を推進力として最大限活用することを通してPurposeの実現に貢献することが、CHROである私の最重要課題です。
経営戦略としての人事戦略
2024年、中長期の基本戦略として「KAITEKI Vision 35(KV35)」と「中期経営計画2029」を策定・発表しました。当社グループは多くの事業をグローバルに展開しており、求められる人材要件は多岐にわたりますが、経営戦略と人事戦略を同期させ、戦略実行に必要な人材像を起点に、採用・配置・育成・登用の仕組みを強化していきたいと考えています。
最適な人材の配置・登用
人的資本を最大化するために最も重要なことの一つは最適な人材の配置・登用です。
当社グループにはさまざまなスキル・知見・経験を有した多くの人材がいます。この人材一人ひとりを一元的に把握するために、2024年度から人材情報をグローバルに一元管理するシステムを稼働しており、このシステムをフル活用し、人材パイプラインの状況をより広く、多角的に把握して最適なサクセッションプランの実現につなげていきます。サクセッションプランの策定・実行にあたっては、多様な視点の確保にも留意し、女性従業員や日本人以外の従業員の登用についても経営陣で徹底的に議論して、ダイバーシティの推進も考慮した最適な人材の配置・登用につなげていきたいと考えています。
当社グループにはさまざまなスキル・知見・経験を有した多くの人材がいます。この人材一人ひとりを一元的に把握するために、2024年度から人材情報をグローバルに一元管理するシステムを稼働しており、このシステムをフル活用し、人材パイプラインの状況をより広く、多角的に把握して最適なサクセッションプランの実現につなげていきます。サクセッションプランの策定・実行にあたっては、多様な視点の確保にも留意し、女性従業員や日本人以外の従業員の登用についても経営陣で徹底的に議論して、ダイバーシティの推進も考慮した最適な人材の配置・登用につなげていきたいと考えています。
ポテンシャルを最大限に発揮できる環境を整える
もう一つ重要なことは、従業員が持てるポテンシャルを最大限に発揮することです。そのために一人ひとりが自らの能力を伸ばし、存分に発揮するための環境整備や組織文化の醸成にも注力していきます。従業員が自らのキャリアを自律的に考え、会社はその実現のために成長・挑戦の機会を提供する、このような状態を構築し、お互いが「選び・選ばれる関係」となるべく、前述の計画的な配置・登用と並行して、公募やキャリア支援などの自律を重視した施策に引き続き取り組んでいきます。また、育児や介護といった個々人の事情にかかわらず継続して働くことができるよう、遠隔地勤務等の柔軟な勤務制度を取り入れるとともに、評価・面談制度のブラッシュアップ、あるいはハラスメントを徹底的になくすための取り組みなどにより、すべての従業員が自らの成長を実感でき、高い納得感を持って働くことができる会社・職場をめざします。