コンプライアンス
当社グループは、「コンプライアンス」という言葉を“法令遵守”にとどまらず、企業倫理や社会の一般的ルールの遵守までを含めたより広い意味で捉えています。そして、社会からの信頼に応える企業であり続けるために、コンプライアンスを経営上の最優先事項の一つと位置づけ、コンプライアンス文化の醸成のための取り組みを行っています。
コンプライアンス体制
当社の取締役会が選定したチーフコンプライアンスオフィサー（CCO）がコンプライアンスに係る総括責任者となり、当社グループ全体においてコンプライアンス体制を整備・運用しています。
主要子会社である三菱ケミカル(株)においても、コンプライアンスに係る総括責任者としてチーフコンプライアンスオフィサー（CCO）を置き、その指導の下に、各事業部門及び各共通部門において、コンプライアンス体制を整備しています。同社では、グローバル一体で活動するためグローバル・コンプライアンス規則を制定するとともに、全世界を５つの地域に分け、各地域におけるコンプライアンス活動の標準化と質の向上をめざし、「コンプライアンス・プログラム」を策定し、このプログラムに基づいて、研修や意識調査等のグローバル共通施策を実施するほか、各地域の文化・特性に合わせた活動を実施します。実施した活動については、都度内容を検証・改善し、コンプライアンスのPDCAサイクルを強化します。これらコンプライアンス活動の内容や進捗状況については、CCOが主宰するコンプライアンス会議において審議・報告がなされます。
三菱ケミカル(株)でコンプライアンス違反の発生が予見され、または発生した場合には、当該事案は各地域のコンプライアンス担当部署を経由してCCOに報告がなされます。そして、当該発生部門及びコンプライアンス担当部署等は、当該事案に対して、専門部署と連携し、適切に予防措置または是正措置と再発防止策を講じます。
なお、同じく主要子会社である日本酸素ホールディングス(株)につきましては同社のウェブサイトの該当ページ
を参照ください。
［コンプライアンス・プログラム］
コンプライアンス違反等の開示
当社グループでは、開示すべきコンプライアンス違反などについては、ウェブサイトにおいて、ニュースリリースとして適宜開示しています。
内部通報制度
当社グループでは、各地域において、それぞれのコンプライアンス推進担当部署または社外の弁護士・専門機関を窓口とする内部通報制度を運用しています。2024年度は、グローバル全体で506件の通報が寄せられ、その内訳は下図の通りでした。これらの通報については、法令および所定の社内規則に沿って早期の対応を行い、必要に応じて是正を図っています。また、コンプライアンス研修の徹底などを通じて再発防止に努めています。
