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市場志向のイノベーションを通じて
グループの豊かな新時代を実現します

執行役シニアバイスプレジデント

チーフテクノロジーオフィサー(CTO)

ラリー・マイクスナー

ビジョン達成に向け、市場志向の研究開発を加速

MCGグループは、スペシャリティマテリアルズとソリューションを提供する、世界をリードする企業への転換期を迎えています。ビジョンの達成に向け、いま私たちはイノベーションと研究開発における取り組みを転換しています。

まず初めに、イノベーションの枠組みを変え、経営方針「Forging the future 未来を拓く」の企業戦略における主要市場を中心とした市場志向のアプローチを強化しています。後期段階にある研究開発については、事業グループに権限を移しました。同時に、社内のリソースとグローバルなオープン・イノベーション・パートナーとの連携を活用し、事業化への道筋を強固にする長期的・統合的なイノベーション戦略を展開します。当社グループのテクノロジー・プラットフォームは、こうした施策を支え、さまざまな市場での成長を可能にする長期的なコア・コンピタンスとなります。

イノベーション・パイプラインの「中身」を整えるだけでなく、「スピード」の最大化も重要です。市場志向のアプローチに移行すると、研究開発のあらゆる段階で、シームレスな情報共有とコラボレーションがさらに不可欠となります。そこで、データインフラの整備を加速し、また、高度なモデリング、シミュレーション、自動化技術を導入して新たな知識の獲得も加速させています。

スペシャリティマテリアルズにおけるイノベーションでは、これまでの研究開発スタイルからの脱却が必須です。全く新しい価値を生み出すことに重点を移し、新しいことに積極的に挑戦して失敗から迅速に学ばねばなりません。グローバルなオープン・イノベーションの拡大も必要です。中核分野であるケミカル・サイエンスに加え、業界を変革する可能性のある新技術、特にバイオと情報科学における戦略的地位を強化していきます。

変革に不可欠なイノベーションの強化

イノベーションは「KAITEKI」へのコミットメントを果たす上でも重要です。サステナビリティの課題はグローバルな課題であり、取り組むには国を超えたリソース活用が不可欠です。私たちは国を問わず優秀な人材の招致を積極的に模索しており、世界最高水準の専門家が集まる場で私たちのイノベーションの存在感を築くアプローチも検討しています。

新たなコーポレート・スローガンは「Science.」から始まります。変革の成功にイノベーションほど重要な要素はないという事実を反映したものです。私は、グループの豊かな新時代を実現するために、イノベーション力の最大化に尽力していきます。

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