日本および米国における高性能炭素繊維の生産能力増強について

三菱ケミカル株式会社（本社：東京都千代田区、社長：筑本 学、以下「当社」）は、スポーツ・レジャー、航空宇宙、ハイパーカー分野等に使用される高性能炭素繊維について、日本および米国において生産能力を増強することを決定しました。

 

近年、スポーツ・レジャー、航空宇宙、ハイパーカー分野では製品の軽量化や高性能化へのニーズを背景に高性能炭素繊維の需要は着実に拡大しています。当社の高性能炭素繊維は優れた強度と弾性率を兼ね備え厳しい品質基準を満たすことで、業界をリードする顧客から高い評価をいただいております。

こうした旺盛な需要に応えるべく、このたび、日本および米国の既存の設備を有効活用することで、高性能炭素繊維の生産能力を増強することを決定しました。

今後も当社は、市場の成長を確実に捉え、高付加価値ビジネスへの注力による価値創出と顧客への価値提案を通じ、さらなる利益成長を追求してまいります。

 

・製造拠点：日本　東海事業所・愛知地区（愛知県豊橋市） 

　　　             米国　サクラメント工場（カリフォルニア州サクラメント市）

・稼働時期：2025年から2027年にかけて段階的に増強（予定）

・生産能力：現状の生産能力の約２倍

 

 

 

高性能炭素繊維の採用事例