米国および英国における電解液製造拠点の譲渡について

2025/12/12 事業関連

 三菱ケミカル株式会社(本社: 東京都千代田区、社長: 筑本 学、以下「当社」)は、当社グループの米国法人であるMitsubishi Chemical America Inc. および英国法人であるMitsubishi Chemical UK Ltd.が手掛けるリチウムイオン電池用電解液の製造拠点を、Green E Origin社へ譲渡することで同社と合意し、最終契約書を締結しました。
 
1.背景および目的
 当社グループのリチウムイオン電池用電解液は、独自の添加剤技術によって電極での副反応を抑えることで高い出力性を持つとともに、優れた耐久性と高い安全性から、車載用途で多くの採用実績があるほか、電池メーカーへのライセンス供与も行なっています。これまで当社グループは世界4カ国に製造拠点を持ち、xEV(電動車)需要の拡大に合わせて生産能力を増強してきましたが、今般、米国および英国の製造拠点を譲渡し、製造・販売を担うパートナーとの戦略的連携を通じた事業展開を進めることで、欧米市場において新たなビジネスモデルへの転換を実現し、中長期の市場拡大に対応していきます。
 
2.譲渡する事業の概要
Mitsubishi Chemical America Inc. およびMitsubishi Chemical UK Ltd. が手掛けるリチウムイオン電池用電解液の製造事業
① Mitsubishi Chemical America Inc.
 製造拠点      :米国・テネシー州メンフィス
② Mitsubishi Chemical UK Ltd.
 製造拠点      :英国・ダラム州ストックトンオンティーズ
 
3.譲渡先の概要
・会社名               :Green E Origin SARL
・本社所在地      :ルクセンブルク
・創業者・CEO  :Tony Ma(馬 美朋)
・設立                   :2023年6月
・事業内容          :電解液を含む電池材料事業など
 
4.今後のスケジュール
関係当局からの承認が得られることを前提に、2026年3月31日付の譲渡を予定しています。
 
以 上

・ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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