知的財産戦略

2024年 9月発行 KAITEKIレポート2024より

成長を支える知的財産戦略

基本方針

三菱ケミカルグループは、特許、商標、著作権、ノウハウ、データなどの知的財産を重要な経営資産の一つと位置付けています。競争優位性確保を中心に、他社との協業やライセンスなどにこれらの知的財産を有効活用することにより、企業価値の向上をめざしています。
当社の知的財産権を侵害する行為に対しては看過せず適切な対応を取ることとしています。さらには、他者の知的財産権を尊重し、有効な他者知的財産権を侵害しないよう対応しています。

基本方針

知的財産の有効活用による企業価値向上
競争優位性確保、他社との協業・ライセンス等
第三者が当社の知的財産権を侵害した場合の適切な対応
第三者が有する有効な知的財産権の尊重

知財管理体制

当社グループでは、グループが保有する知的財産の価値最大化を図るため、当社グループに属する会社間で保有する知的財産を相互に活用するとともに、他者の知的財産に対抗するために協力する仕組み・ルールを策定しています。
さらに、国内外のグループ会社で共通に適用される知的財産ポリシーを策定し、共通の考え方のもとでグローバルな知財活動を行っています。

知財管理体制 グループ会社A グループ会社B グループ会社C 共通の知財ポリシー 知財の相互活用 知財の共同防御

知財管理体制

知的財産戦略

汎用素材から特定用途向け高付加価値製品まで多様な製品を有する当社では、製品ごとに置かれた環境が全く異なること を踏まえ、製品ごとに固有の知財戦略を練り上げることを戦略における大きな特徴としています。具体的には、知財部門が事業やR&Dと一体となって、その製品の事業目標を明確化した上で、市場・技術・知財の環境を正確に認識し、それらをもとに知財面の施策を決定し、知財戦略として明文化、実行しています。
このような知財戦略に基づく活動推進の成果は、例えば、LexisNexis®Intellectual Property Solutions発行の「グローバルなサステナブルイノベーションのランドスケープを探る:トップ100社」に選ばれたこと(89位)にも表れています。

知財戦略 各製品ごとに固有の知財戦略を推進 事業目標 事業目標達成に向けた知財戦略 現状(市場状況、技術動向、知財状況等) オフェンス ● 権利取得(出願戦略) ● 権利活用(模倣品対応含む) ● ブランド戦略 等 ディフェンス ● 回避、ライセンス、無効化等 ● その他

知的財産戦略

サーキュラーエコノミー関連特許の年別出願割合(ポリマーズ&コンパウンズ/MMA分野)

サーキュラーエコノミー関連特許の年別出願割合(ポリマーズ&コンパウンズ/MMA分野)

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