魅力ある企業グループ
トップタレントが集まる場
意欲と能力を持った人材が集い、互いを高め合える「魅力ある企業グループ」を目指し、様々な取り組みを進めています。また、各分野のスペシャリストの採用力を強化にし、多様な専門性や視点を持つ人材がその力を十分に発揮できる組織づくりを推進しています。
トップタレント採用の取り組み
人材獲得競争が激化する中、多様性の確保とマッチング・定着率の向上を両立させるため、採用活動のブラッシュアップに積極的に取り組んでいます。
三菱ケミカルの新卒採用では、事業所見学会などの対面型イベントや、各種メディアを通じて、学生に当社の事業や魅力を伝える機会を提供しています。2022年度からは、属性や専攻に関係なく、初任配属エリアと職種を内々定時に通知する取り組みを開始し、入社後の早期離職防止と、意欲と能力を持つ人材が安心して活躍できる環境づくりに貢献しています。また、理系人材や女性人材の応募促進、入社後のミスマッチ解消に向けて、採用時のコミュニケーションを重視した取り組みも進めています。
キャリア採用においては、従業員からの紹介によるリファラル採用や、過去に当社グループに在籍し他社で経験を積んだ方を対象としたアルムナイ採用、SNSを活用したコミュニケーションなど、多様な手法を取り入れています。
各種メディアを通じたPR(画像は学生向けYouTube動画配信)

高いエンゲージメント
従業員が自身の所属する組織の方針、風土、職場環境、キャリア機会等をどのように考えているかを把握するため、グローバルで定期的に従業員意識調査を実施しています。調査結果は、組織単位でのフィードバックや要因分析、好事例の水平展開などに活用されており、各部署における強みや課題の把握、改善策の実行を通じて、従業員と会社の関係性をより良いものにしていくことを目指しています。
エンゲージメント向上の取り組み
社長をはじめとする経営幹部が国内外の各拠点・事業所を訪問し、対面での交流を通じて施策の理解浸透活動を図る活動を重点的に行っています。その結果、KV35や中期経営計画2029を踏まえた2024年度の従業員意識調査のスコアが70pptとなり、過年度と比較して全体的に改善が見られました。特に「経営理念の浸透」に関しては、これらの活動が結果として顕著に表れています。一方で、「会社イメージ」「リーダーシップ」「イノベーション」「タレントマネジメント」「パフォーマンスマネジメント」といった項目については、さらなる改善が必要とされています。今後は、組織単位での結果分析を行い、具体的な施策への反映を進めていきます。
従業意識調査結果※1

- ※1グラフの提供元:タワーズワトソン株式会社
- ※2□内は昨年比
- ※3MOS(Management of Sustainabillity)指標とは、当社が特定したマテリアリティに対する目標とその進捗を測る指標
CEOによる拠点訪問
2024年度は、CEOによるタウンホールミーティングや個別対話会を、本社、国内事業所、関係会社、海外拠点において合計44回実施しました。KV35や中期経営計画2029について直接説明を行い、率直な意見交換を通じて理解の浸透を図っています。
各拠点で開催された対話会の様子